歯茎の出血:①原因編

こんにちは、あさ歯科クリニックです。

皆さんは、普段の歯磨きで歯ぐきから出血をすることはありますか??
実は・・・健康な歯ぐきはキュッと引き締まっていて通常の歯磨きでは出血しないため、歯ぐきの出血は、何かしらの口内の問題や歯周病の兆候とも考えられます。

今回は!まず!歯茎の出血の原因についてお話していきたいと思います。

【 歯ぐきからの出血、主な原因は? 】

歯磨きの時に歯ぐきから出血があると「歯周病かな?」「傷つけちゃった?」なんだろう・・と心配になると思います。
歯ぐきの出血は、主に以下のような原因によって引き起こされます。

1.歯周病(歯肉炎)
2.歯みがきの過度な力(オーバーブラッシング)
※オーバーブラッシング:歯磨きの時に力を入れすぎたり、磨きすぎによって歯や歯ぐきが傷ついてしまうこと
3.歯間ブラシやフロスの不適切な使用
4.栄養不足

4つの原因を1つずつ細かく説明していきます。

〘 1.歯周病(歯肉炎) 〙

歯ぐきの炎症である歯周病(歯肉炎)。
歯周病(歯肉炎)は歯垢と歯石の蓄積によって発生し、歯ぐきに炎症が起きることで出血を引き起こします。
歯ぐきに赤みがあったり、歯ぐきがブヨブヨ腫れてたりする場合は、早めに受診し相談しましょう。

 

〘 2.歯みがきの過度な力(オーバーブラッシング) 〙

汚れを落とそうと、ガシガシ力強く歯磨きをしていませんか?
ご自身では気が付かないうちに力の負荷がかかりしぎていたりするんです。
歯みがき時に歯ブラシを強く押し付けると、歯茎に傷がついてしまい、出血を引き起こす可能性があります。(歯自体にも目に見えない細かい傷が・・)
適切な力で歯みがきができるように、ブラッシング指導を受けてみましょう。

 

〘 3.歯間ブラシやフロスの不適切な使用 〙

歯間ブラシやフロスの取り入れることは大事なことです。
歯ブラシだけでは落としきれなかった汚れを取り除くことができるため、正しく使うとお口の中のケアに役立ちます。

しかし・・・間違った使い方には注意が必要です!
歯ぐきに擦りつけすぎたり、勢いよく通して歯ぐきに刺激を与えたりしないように気を付けて行いましょう。
歯間ブラシもフロスも使い方に慣れることも1つのポイントです。
自分に合った商品(サイズ)をきちんと知り、使い方もしっかりと教えてもらいましょう。

 

〘 4.栄養不足 〙

歯ぐきの健康を守るのに必要な栄養素であるビタミンC・ビタミンDが慢性的に不足することで出血しやすい状態になることもあります。
ビタミンCは、歯ぐきの構成成分である【コラーゲン】の生成を助けるはたらきがあるため、歯ぐきの健康を守るのには欠かせない栄養素です。
また、歯肉炎の予防にも効果的と言われています。

ビタミンDはカルシウムの吸収を助け歯や骨を強くするはたらきがあるため、こちらもビタミンC同様、歯や歯ぐきの健康を守るのに欠かせません。
不足すると、歯を支える骨の状態が悪くなってしまい、歯周病進行のリスクが増えてしまうので注意が必要です。

〘 今回のまとめ 〙

歯ぐきから出血があると、心配になりますよね。
原因はいくつか考えられますが・・・
「歯医者さんに定期的に通い、適切なプロケアを受けて正しいセルフケアをしっておく」事が重要ポイントです。

歯ぐきが弛んで下がってくると、口元も老けて見えてしまいます。
年を重ねても歯周病に負けず!キレイでキュッと引き締まった歯ぐきを保ちましょう☆★

 

 

 

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